スルホ化されたままでFab活性、Fc機能を有する
Fc領域の効果:溶菌作用
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- 献血ベニロン-Iは、標準人免疫グロブリンと同様、反応45分後には溶菌活性を示しました。
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- 電顕写真で細胞の形態を確認したところ、反応40分後には多くの細胞で溶菌していることが確認されました。
図1 ベニロンの補体共存下での溶菌活性(in vitro)
方法:緑膿菌(1×108CFU/mL)に好中球(1×108cells/mL)、IVIG製剤(1mg/mL)および補体を添加し、37℃で45分および2時間半反応後、生菌数を算出しました。
本研究は現KMバイオロジクス株式会社より試験材料の提供を受けて実施しました。
新井 俊彦:感染症学雑誌,59:41,1985より改変