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献血ベニロン-Iの製造工程とウイルス対策

献血ベニロン-Iの製造工程とウイルス対策

NATによるスクリーニングを積極的に実施

免疫グロブリン製剤の中で最も孔径の小さいウイルス除去膜
IgG重合体による補体の非特異的活性化を抑制する

製造工程

NAT(原料血漿・原料プール血漿・最終製品)による
スクリーニングを積極的に実施

献血ベニロン-Iは、原料血漿・原料プール血漿においてもHIV、HBV、HCVに加えてヒトパルボウイルスB19、HAVなどのスクリーニング項目に対するNATを独自に実施し、原料血漿の段階からウイルス混入リスクを低減しています。

  • 製造工程
  • ウイルス
原料血漿:NAT
(日赤) (独自に実施)
B19 -
HAV -
HBV -
HCV -
HIV -

※表をスワイプすると表全体が表示できます

  • 製造工程
  • ウイルス
原料プール血漿:NAT
(一般的に実施) (独自に実施)
B19 -
HAV -
HBV -
HCV -
HIV -

※表をスワイプすると表全体が表示できます

ヒトパルボウイルスB19検査の重要性

エンベロープをもたず、直径18-26nmときわめて小型であり、有機溶媒(エタノール)や界面活性剤、加熱などによる不活化も容易ではないことから、原料血漿の段階での混入を防ぐ目的で、献血ベニロン-I独自に、原料血漿・原料プール血漿でのNATを実施しています。

核酸増幅検査(NAT:Nucleic acid Amplification Test):血液中に存在するウイルスのDNAまたはRNAの一部を人工的に多量に(100万倍以上)増幅し、標的ウイルスの存在を感知する方法。感度が高く、より早期に検出できます。

ポアサイズ19nmのウイルス除去膜を採用

ポアサイズ19nmのウイルス除去膜とは

図1 構造と原理

構造と原理 構造と原理

図2 除去可能なウイルス

除去可能なウイルス 除去可能なウイルス

2.重要な基本的注意(抜粋)
[患者への説明]
本剤の使用にあたっては、疾病の治療における本剤の必要性とともに、本剤の製造に際しては感染症の伝播を防止するための安全対策が講じられているものの、ヒトの血液を原材料としていることに由来する感染症伝播のリスクを完全に排除することができないことを、患者に対して説明し、その理解を得るよう努めること。
(1)
本剤の原材料となる献血者の血液については、HBs 抗原、抗 HCV 抗体、抗 HIV-1 抗体、抗 HIV-2 抗体及び抗 HTLV-1 抗体陰性で、かつ ALT(GPT)値でスクリーニングを実施している。さらに、HBV、HCV 及び HIV については個別の試験血漿で、HAV 及びヒトパルボウイルス B19 についてはプールした試験血漿で核酸増幅検査(NAT)を実施し、適合した血漿を本剤の製造に使用しているが、当該 NAT の検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する。その後の本剤の製造工程である Cohn の低温エタノール分画、スルホ化処理及びウイルス除去膜処理は、HIV をはじめとする各種ウイルスの除去・不活化効果を有することが確認されているが、投与に際しては、次の点に十分注意すること。
1)
血漿分画製剤の現在の製造工程では、ヒトパルボウイルス B19 等のウイルスを完全に不活化・除去することが困難であるため、本剤の投与によりその感染の可能性を否定できないので、投与後の経過を十分に観察すること。
2)
現在までに本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等が伝播したとの報告はない。しかしながら、製造工程において異常プリオンを低減し得るとの報告があるものの、理論的な vCJD 等の伝播のリスクを完全には排除できないので、投与の際には患者への説明を十分行い、治療上の必要性を十分検討の上投与すること。

【参考】

献血ベニロン-Iは、日本国内の血漿分画製剤のウイルス対策における安全性に関するガイドラインに準拠してデータを取得。
原料の品質については国内ガイドラインに記述はないが、献血ベニロン-Iでは、ヒトパルボウイルスB19に対するNATにて原料のスクリーニングを実施。
日本のガイドライン 3),4)
原料の品質について
ヒトパルボウイルスB19に関する
記述(抜粋)
ヒトパルボウイルスB19に関する
記述はない
参考:
HIV、HCV、HBVについて製造開始時のプールした原料血漿は100 IU/mLの感度を有するNATで陰性
不活化・除去について
製造工程に含めるべきウイルス不活化・除去工程と能力に関する記述(抜粋)
原則として、機序の異なる工程を2つ以上導入
HIV、HCV、HBVのモデルウイルスに対してのRF値が9以上*1を満たす
ノンエンベロープウイルスに関する記述はない

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*1 RF値が9以上:ウイルスの不活化・除去工程により、感染力価が10億分の1以下になること
※RF値:Virus reduction factor=ウイルスクリアランス指数

参考文献
1)
Rütter GH. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 1994; 57 Suppl: 2-5.
2)
吉成河法史. クリーンテクノロジー 2003; 5: 30-33.
3)
血液製剤のウィルス安全対策について:薬食審査発, 薬食安発, 薬食監発, 薬食血発第1107001号(2003年11月7日)
4)
血漿分画製剤のウイルスに対する安全性確保に関するガイドライン: 医薬発第1047号(1999年8月30日)
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