免疫グロブリンの実力免疫グロブリンの実力

menu

製品基本情報製品基本情報
製品基本情報製品基本情報
慎重投与

心機能の低下している患者

慎重投与

心機能の低下している患者

心機能の低下している患者
[大量投与により、心不全を発症又は悪化させるおそれがある。]

設定理由

大量投与により、心不全を発症又は悪化させるおそれがあります。

関連する項目:重大な副作用 心不全(頻度不明)
心不全は重大な副作用としても設定されており、心機能低下のない患者に対する投与時にも注意が必要です。
対処法
心不全があらわれた時の対処法
観察を十分に行い、呼吸困難、心雑音、心機能低下、浮腫、尿量減少等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行います。
強心利尿薬の投与とともに、アンジオテンシン変換酵素阻害薬の後負荷軽減を目的とした投与、昇圧薬の投与を行います。
予防法
心不全を予防するには
心機能が低下している場合は適宜減量し、できるだけゆっくりと投与することが望ましいとされています。(ベニロンの投与速度参照)
※投与速度については製品添付文書をご参照ください。
川崎病の急性期に2g/kgを投与する場合は、おおむね12~24時間かけて投与します。
IVIG投与による容量負荷・高血圧・ショック・粘稠度の上昇などに留意し、 心不全を有する場合には特に高血圧に注意しながら利尿剤・抗凝固剤の併用を考慮します1)

心不全の発現機序2),3)

発現機序は不明とされていますが、主に川崎病患者におけるうっ血性心不全発症が報告2)されており、以下のように推測3)されています。

心予備能力が低下しているため、高分子蛋白質のグロブリン大量投与が容量負荷になると考えられています。
血管炎が速やかに改善された結果、血管外に漏出していた水分が急速に血管内に引き戻され、容量負荷になる可能性が考えられています。

心不全のリスク患者1)

主として川崎病の急性期への大量投与例
川崎病で心筋障害のある患者(容量負荷に対し、許容範囲が狭まっている可能性があります)
低アルブミン血症に対するアルブミン補充(IVIG療法施行後)では容量負荷に注意が必要
参考文献
1)
野中善治. 日本臨牀 2008; 66(2): 327-331.
2)
Newburger JW, et al. N Engl J Med. 1991; 324(23): 1633-1639.
3)
嶋田恵子、ほか. Prog Med. 2000; 20(7): 1376-1379.
更新コンテンツ更新コンテンツ
人気記事人気記事

ページのトップへページのトップへ

ページのトップへページのトップへ