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IVIG製剤の種類

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本邦にて販売されているIVIG製剤にはIgG重合体による副作用対策として「補体の非特異的活性化を抑制するための処理」あるいは「生じたIgG重合体を減らすための処理」が施されています(表1)。
1970年代に販売が開始された酵素処理型はペプシンなどの酵素でFcフラグメントを切断している不完全分子型であるため、オプソニン作用や溶菌作用などのFc機能を介した免疫反応を有しません。1980年代以降になると、pH4処理やポリエチレングリコール処理などでIgG重合体を減らしたインタクト(非修飾)型、スルホ化などIgGの構造に化学修飾を加えた化学修飾型といった完全分子型のIVIG製剤の販売が開始されました。完全分子型のIVIG製剤は、静注後、生体内のIgGと同等の免疫反応を有します。

表1 現在販売されている主なIVIG製剤のIgG重合体対策
IgG重合体対策 原理
不完全分子型 補体の非特異的活性化を抑制するための処理 酵素処理型 抗体のFcフラグメントをペプシンなどの酵素で切断し、補体の結合部位を除去します。 酵素処理型酵素処理型
完全分子型 化学修飾型
(スルホ化処理)
IgGの補体結合部位に化学修飾を施すことで、IgG重合体への補体の結合を抑制します。 化学修飾型(スルホ化処理)化学修飾型(スルホ化処理)
生じた重合体を減らすための処理 インタクト型
(PEG処理)
エタノール分画の段階で生じたIgG重合体を沈殿させて除去し、IgG単体のみを取り出します。 インタクト型(PEG処理)インタクト型(PEG処理)
インタクト型
(pH4処理)
エタノール分画の段階で生じたIgG重合体を解離し、IgG単体のみを取り出します。 インタクト型(pH4処理)インタクト型(pH4処理)

伴野丞計、他.: 免疫グロブリン療法,
近代出版, 1992 (p.22~29より作成)

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