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IVIG製剤の種類

重合体対策

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重合体対策

IVIG製剤のほとんどはIgG単量体ですが、製造工程中にIgG重合体を生じることがあります。
通常、IVIG製剤中のIgGは単量体で存在し、生体内に侵入した細菌などの抗原に結合して、免疫複合体を形成します。さらに免疫複合体に補体が結合して特異的に活性化されると、Fc機能※1を介した免疫反応が起こります(図1)。しかしIgG重合体は遊離状態で補体を非特異的に活性化し、アナフィラトキシンを生成します1)2)(図2)。

※1
Fc機能:オプソニン作用や溶菌作用など、Fcレセプターを介した免疫反応です。
図1 免疫複合体による補体の特異的活性化免疫複合体による補体の特異的活性化
図2 IgG重合体による補体の非特異的活性化IgG重合体による補体の非特異的活性化
図1 免疫複合体による補体の特異的活性化 免疫複合体による補体の特異的活性化
図2 IgG重合体による補体の非特異的活性化 IgG重合体による補体の非特異的活性化

アナフィラトキシンはアナフィラキシー症状やショック※2などの重篤な副作用の原因と考えられています。そのため、IVIG製剤を製造する上で、IgG重合体による補体の非特異的活性化を抑制するための対策が必要とされています。

※2
IVIG製剤の投与により呼吸困難、頻脈、不安感、胸内苦悶、血圧低下、チアノーゼ等の症状が現れることです。
参考文献
1)
福元裕二ほか: 基礎と臨床, 1977; 11(9): 2452-2456.
2)
伴野丞計、他.: 免疫グロブリン療法, 近代出版, 1992
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