感染症治療におけるIVIGの作用機序
抗体依存性細胞傷害
ウイルス感染細胞の表面にはウイルスの外殻などの抗原が現われています。その抗原にIgGが結合すると、IgGのFc部が活性化され、そこにFc受容体をもつキラー細胞が結合します。Fc領域を介して結合したキラー細胞は、パーフォリン、グランザイムを放出してウイルス感染細胞を攻撃し、感染細胞ごとウイルスを破壊します。これを抗体依存性細胞傷害作用(ADCC)といいます。
ウイルス感染細胞の表面にはウイルスの外殻などの抗原が現われています。その抗原にIgGが結合すると、IgGのFc部が活性化され、そこにFc受容体をもつキラー細胞が結合します。Fc領域を介して結合したキラー細胞は、パーフォリン、グランザイムを放出してウイルス感染細胞を攻撃し、感染細胞ごとウイルスを破壊します。これを抗体依存性細胞傷害作用(ADCC)といいます。